夏の始まり!立夏の意味と暦法がもたらす農作業と健康の秘密

立夏(りっか)は、中国の二十四節気のひとつで、夏の始まりを意味します。二十四節気は、中国の伝統的な暦法で、1年を24の節気に分けて、季節の移り変わりを表しています。

今年は令和5年は5月6日です。この時期になると、春の終わりと夏の始まりを感じることができ、気温が上昇し始め、植物が生い茂ってきて、雨が降る度に土手の雑草がぐんぐん勢力を増してくる季節になりました。

日本では立夏も節気の一つとして取り入れられており、五月五日は端午の節句(こどもの日)として祝われています。この日にはこいのぼりを飾ったり、柏餅を食べたりして、子供たちの健やかな成長を祈る風習があり我が家も長男の孫が産まれたためお祝いに飾っておりました。

農作業の指標

また、農作業においては、植物の生育に適した時期に種をまいたり、収穫を行ったりすることが重要です。暦に従って農作業を行うことで、最適なタイミングで作物を育てることができ、収穫量や品質を向上させることが期待できます。

更に、暦に従った農作業は、天候や気象条件に対応することも容易になります。

例えば、立春や立夏などの節気は、季節の変化を示す指標として利用できるため、天候の変化に適切に対応することができますし、種まきなどの作業を暦と連動させて行うことで種の撒き忘れ防止にもなります。

近年では、気候変動の影響で季節の変化が不規則になることがありますが、暦法を参考にしつつ、最新の気象情報や農業技術を組み合わせることで、より効果的な農作業が行えるのではないかと思っています。

暦に従った農作業は、自然と調和し、持続可能な農業を実現する上で有益な方法と言えます。

旬の野菜を立夏に意図的に摂る意味

また、皆さんにとっては、季節の変わり目であるため、体調を整えることが重要です。

ゴールデンウィーク後の学校や仕事の復帰はなんとなく憂鬱になったり、朝夕の冷え込みと日中の気温の高さで、身体が適応出来ない場合もあります。

夏の初めには新緑の野菜が出回ります。ほうれん草、小松菜、アスパラガスなどの緑黄色野菜は、ビタミンやミネラルが豊富で、免疫力を高める効果がありますし、この時期に旬を迎えるサヤエンドウは、食物繊維やビタミンCが豊富で、便秘解消や免疫力アップに役立ちます。

端午の節句に食べられる柏餅は、餅を柏の葉で包んだ和菓子です。柏の葉は邪気を払うとされ、無病息災を願って食べられます。

このように、食べ物一つとっても農業と深く密接しているなぁと感じます。

皆さんも、体調には十分注意して新緑の季節をお楽しみください。

こちらは、ケール入りベビーリーフです。