西洋柊vsオリーブで魅せる冬の寄せ植え|初心者でも失敗しない植物の選び方

今週末は暖かな師走の日となり、恒例の寄せ植え教室を開催しました。

今回は、クリスマスホーリー(西洋ひいらぎ)かオリーブの木のどちらかを選んでいただき、それぞれの個性が光る寄せ植えを楽しんでいただきました。

どっちの寄せ植えがお好みですか?

クリスマスホーリー(西洋柊)派

クリスマスホーリーの苗は、光沢のある濃い緑色の葉が特徴的で、波打つような葉の縁には丸みを帯びたトゲがあります。

日本の柊と比べると、葉が5-8cm程度と大きく、厚みがあるのが特徴です。寄せ植えに使用する若木の苗は、すでに1cm程度の鮮やかな赤い実をつけており、冬の寄せ植えに華やかさを添えてくれます。

オリーブ派

一方のオリーブの苗は、表面が深緑色、裏面がシルバーグレーの細長い楕円形の葉を持ち、上品な色合いが特徴です。若木でも枝ぶりが良く、自然と優雅な雰囲気を醸し出します。

特にオシャレ感と爽やかな雰囲気を演出したい寄せ植えに最適です。

冬の寄せ植えはボリューム満点

弊社では、お客様がせっかくお金を払って足を運んでくださるのですから、「作って良かったなぁ」と思えるよう、ボリューム満点の苗を準備しております。

そのため、お客様の植え込みの選択肢も自然と広がり、余った苗はご自宅で枯れた時用の予備として、また、他の植物と組み合わせて寄せ植えされる方もいらっしゃいます。

両者とも冬の寄せ植えに素晴らしいアクセントを添えてくれる植物です。

クリスマスホーリーは赤い実と緑の葉の鮮やかなコントラストで華やかに、オリーブは落ち着いた色合いで上品に、それぞれ異なる魅力を演出してくれます。

オリーブの実は成りますか?

本日、お客様からオリーブの実についての質問を頂きました。

「この木を植えたらいずれは実がなりますか?」というご質問でしたが、実は植えてから4-5年以上経過した成木にならないと実がつきません。
加えて、自家受粉できない品種が多いため、異なる品種を2本以上植える必要があります。

実を付けさせたい場合は、今お持ちの品種と異なる品種を購入してチャレンジしていただくことをお勧めしております。

最後に

年末開催ということで、お正月飾りとしても違和感なく飾れる、華やかさとボリューム感を兼ね備えた寄せ植えに仕上がりました。

参加者の皆様それぞれの個性が光る素晴らしい作品となり、教室全体が笑顔で溢れていたのが印象的でした。

年の瀬に向けて、皆様は年末の大掃除やおせち料理の準備など、お忙しい日々が続くことと存じますが、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。これから寒くなる時期ですが、手作りの寄せ植えで玄関先が明るく彩られることを願っております。