田んぼからカエルの声が聞こえてきました。そろそろ孵化が始まっているようですね。
この数日前から、蛙の鳴き声が夕方から夜にかけて耳につき始めました。
朝、散歩してみると、家の周りの田んぼでは水が溜まりつつあります。
これは、代掻きと言いまして、田起こしが完了した田んぼに水を張って、土をさらに細かく砕き、丁寧にかき混ぜて、土の表面を平らにする作業です。
この作業を事前にすることで、苗をムラなく生育させたり、植え込みやすくし活着と発育を促しますし、藻や雑草を埋め込むことで、雑草の発芽を防ぐ目的もあります。
そろそろ水が貼られることを知っているかの様に、1月から3月にかけて越冬したカエルが、田んぼのヘリに卵を産み始めました。
と同時に、水を得た魚のように、孵化が始まり、オタマジャクシが大きな巨大なプールの中の安全な場所に身を固め、一週間ほどでカエルになります。
水が張られた田んぼは、中まで人が足を踏み入れる事は無いので、白鷺がやってきて秩序を乱されるぐらいでしょうか?
そして、親ガエルを筆頭に、ゲロゲロと鳴き声の練習が始まります。
更に6月になると、田植えがどのエリアも終わり、水が満々と張られた頃、水田の中ではカエルの大合唱。
心地よいバックミュージックと共に、私はいつも眠りにつくわけです。