【奈良県指導農業士研修】なら食と農の魅力想像国際大学校(NAFIC)が行う教育内容や農家現地実践実習の課題につて意見交換会に参加
奈良県指導農業士向け視察研修1泊2日は、奈良県立 なら食と農の魅力創造国際大学校に行って参りました。
ここでは、青年農業者の確保と育成に取り組む指導農業士の資質向上を図るため学校が行う教育内容や農家現地実践実習の課題等を把握し、今後の効果的な担い手育成に向けた意見交換会が行われました。
奈良県立 なら食と農の魅力想像国際大学校(NAFIC)見学
こちらの学校は、奈良県の農業振興を図るために、農作物を単に作るだけでなく付加価値化を付けてより安定的な農業経営を目指したり、生産と食の一体感を持たせたカリキュラムになっています。
そのため、学校は農業の6次産業化の実践を担う人材育成の拠点として作られています。
大学には、フードクリエイティブ学科とアグリマネージメント学科が設けられ、校内には研修や宿泊施設、実践オーベルジュも併設されており、生産中の農場や構内を案内して頂き、エリアごとに各生徒さんのお話を聞くことが出来ました。
しっかりとした口調で受け応えをして頂き、1年目には相互的な学習をしながら、2年目に将来ありたい自分像を見出すために実践的な課題や研究をそれぞれの生徒さんがきちんと持っており、卒業なさった皆さんの成長が楽しみだなぁと校舎を廻りながら感じました。
また、懇親会では、奈良県の農業士や奈良県農業普及職員さんなどの方々と、今後の課題や解決策について様々な視点から意見が交わされ、農業を生業としている皆さんのお話はとても刺激的で、これから10年先を見据えた時の農業の在り方を更に考えさせられました。
なら食と農の魅力創造国際大学校附属セミナーハウス
そしてこちら、昨年2022年9月にオープンしたセミナーハウスに宿泊しました。
奈良県産の木をふんだんに使用してある調度品の数々が、私のような田舎者には落ち着いた空間でもありました。
部屋の眺望です。
晴れていたら奈良はもとより滋賀県まで見えるそうです。
ハウスは大学の施設内にあります。
朝食会場からは、のどかな農地が広がります。
そして、食材はもちろん奈良県産を中心に取り揃えてありました。
ここで働くスタッフの一部は、実践学習も兼ねて大学の生徒さん達もおられます。
これは何で作ってあるの?と聞くと。慌てて料理長に確認しに行く姿が可愛らしかったのですが、その次のメニューからは説明しながら配膳をしてくれました。
何事も実践を通しての体験は、替え難い経験値になりますね。
木の温もりと景色の調和がとても素敵です。
奈良県明日香村でのいちご狩り〜2日目
奈良県明日香村は、奈良県では古墳 石舞台で有名なところですが、ここに来られる観光客をターゲットとしたイチゴ狩りも近年行われています。
こちらは、一般財団法人明日香村地域振興公社さんの元、17軒の明日香村に構えているいちご農家さんが集まっていちご狩りが出来るシステムになっていて、個で儲けるより、チーム戦で頑張っておられるんだなぁと刺激を受けました。
あすかいちご狩りパークに予約すればそこから、それぞれのいちご農家さんに割り振ってお客さんが収穫を楽むことが出来ます。
コロナ前は5万人を超えるお客様が集客出来ていたそうで、今年から徐々にお客様も回復の傾向があるようです。
地域と連携して助け合う関係性は、農業では切っても切れないのです。
因みに、こちらはアスカルビー。
大きい苺と小さい苺どっちが美味しいんですか?と尋ねると、同じ房から出ている場合は、大きないちごの方が糖度に当たり外れがないそうです。
なので、私も一生懸命大きな苺を探してはパクパク。
もーーええわと思う程、沢山頂きました。
外気温は8度と寒いのですが、今日は風も無くポカポカ陽気でした。
そして、コンテナを倒して椅子にしての座学や意見交換会はなんとも農家らしいですよね。