花色がたくさんあると選ぶのに迷う! あなたへの解決策
農場に来ていただくと、たくさんのお花があって皆さんどの色にしようかと悩まれることが多いようです。
ビオラやパンジーなどの花色は、私どもの農場で作っている品種でも20種類ほどあるかと思います。
まぁ安価ならたくさん買って植えたらいいやと思うのですが、シクラメンは予算や置き場の関係上たくさん購入することはできません。
そこで、今日はどうやったらたくさんの色の中から自分の好きな色を見つけ出せるか?ということについてお話ししたいと思います。
たくさんの選択肢はかえって判断能力が低下する
行動経済学には選択のパラドックスというのがあります。
パラドックスとは、「逆説」「ジレンマ」「矛盾」という意味で、選択肢が多すぎるとかえって弊害が出てしまうという意味です。
たくさんの選択肢があると言う事はとても良いことだと一見思うのですが、ジャムの実験についての研究結果では、24種類のジャムを並べた時と6種類だけの時を比較すると、6種類の数が少ないほうが売れたというのです。
このことから、
- 多すぎると迷いやすい
- 多すぎると選ぶこと自体をやめてしまう
ということがわかってきました。
3つの制約条件をつける
もちろん、お花の色を見て楽しむと言うこともとても大事ですが、いざ、買おうと思った時にはすっかり疲れてしまい、どうでもいいわと言う気分になるようです。
そこで、迷わずお花の色を選ぶには、
制約をつけてみることをお勧めします。
例えば、3つ位に絞ればいかがでしょうか?
ハッ!と目に飛び込んできた色の直感を大事にする
お客さんが温室に入ってこられると、一番に自分の目にとまった花の前で綺麗ですね〜と言われます。
その時にきれいだなと思った花を第一候補にしてみてはいかがでしょうか?
お花を飾る場所の壁紙によって似合う花を見つける
ハウス温室の中は太陽光線で非常に明るくきれいに見えますが、自宅に持って帰るとなんとなく沈んだ感じになることがあります。
今の綺麗さを選ぶと言うよりも、飾る場所の壁紙の色や部屋の明るさによって色を選ばれるのはいかがですか?
自分の好きな色を選ぶ
人のアドバイスや直感も大事ですが、そもそも自分が好きな色が皆さんにはあるはずです。
お花の場合、自分に似合う色とか似合わない色とかがないので、素直に好きな色を選ばれるのも良いかと思います
制約条件をつける
私がいつもお客様にお勧めするときは、この3つのポイントでお花をの色を選択します。
そして、更に迷わないようにするための制約条件として、一旦少し離れた場所に3つほどお花を並べてその中から選んでいただくようにしています。
いかがですか?これなら、人にアドバイスを求める際にも簡潔で良いですよね。
花色を選ぶのはとても楽しいですが、迷って疲れるようなことがないように3つのポイントを説明しました。
ぜひ参考になさってください。