【薬草の町宇陀市】やいとを作る体験
宇陀市は薬草の町であり、「とうき」(当帰)は特に漢方薬として利用されることが多いセリ科の植物です。私が日頃から愛浴している「阿騎野の湯」では、このトウキが使われたお風呂や塩サウナがあり、毎日のように利用しています。
昨日は薬草のセミナーに参加し、「もぐさ」を作ってきました。「もぐさ」は、若い方には馴染みが薄いかもしれませんが、昔はおじいちゃんに怒られると「やいとすえるでー」と言われ、もぐさとマッチを手に取られたものです。今で言うところの「お灸」に似たものですね。
セミナーでは、やいとの原料である乾燥したヨモギをすり鉢で擦り、ワタのように柔らかくする工程を体験しました。この作業には30分もかかり、大変な労力が必要でしたが、昔の記憶がよみがえり、懐かしい気持ちになりました。