生みの苦しみ ピアノ
昨年の夏ブログで紹介させていただきましたワイヤークラフトの講師 釜先生から、メールを頂きました。
上記の写真は、午後10時から始まるNHKドラマ10「タイトロープの女」で使われる
小道具で、NHKの方からの依頼でこの作品が生み出されました。
傾きかけたワイヤー製作工場を再生するという話しで
主人公は池脇千鶴さんで高岡早紀さんや田村亮さんや本田博太郎さんが出ています。
ピアノはドラマの中では社長室に飾られているそうです。
放送中に作品がチラッと見えたら、自分が作ったんだなぁと実感されたそうです。
年末の突然の依頼で、依頼を受けてから納品までの2週間は産みの苦しみで、製作途中に行き詰ってしまい、何で受けてしまったんだろうと、後悔したりして…
何もないところから作品を生み出すそのエネルギーと達成感、自分の殻から抜け出したときの成長はきっと釜先生にとって素晴らしい経験になったに違いありません。
引用文になりますが、この言葉を紹介させていただきます。
あなたの人生を、旅だとイメージしてください。
あなたは、リュックを背負い、目指す未来に向かって歩みを進めています。
しかし、やがて、目の前に突然、巨大な煉瓦の壁が現れます。
あなたはどうしますか?
前に進むことは無理だと考え、進む方向を変えますか?
それとも、まずはリュックを壁の向こうに放り投げ、そのあとで、抜け道を探したり、壁を突き破るための方法を検討したり、あるいは壁の上を飛び越えることにチャレンジしたりしますか?
著者のタル・ベン・シャハー氏は、「まずは、リュックを壁の向こうに放り投げよう」と提言しています。
みなさんもよくご存知の発明家のトーマス・エジソンは、1879年「その年の大みそかまでに白熱電球を公開する」と宣言し、自分のリュックを煉瓦の壁の向こうに放り投げました。
その時点では、ありとあらゆる実験が、失敗に終わっていたというのに、です。
結果は言うまでもありません。1879年12月31日、白熱電球は
存在していました。
1962年に、第35代米国大統領のジョン・F・ケネディが「10年以内に月に人を送る」と宣言したとき、そのために必要な合金のいくつかは、まだ作られていませんでした。必要な技術のいくつかも、まったく開発されていませんでした。
つまり、彼もまた、自分のリュックを煉瓦の壁の向こうに放り投げた1人です。そして、結果は・・・ご存知のとおりですね。
あなたにも、そんな経験がきっとあるはずです。
ぜひ、何かを強く決意し、宣言したときのことを、思い出してみて
ください。その決意は、どんな結果につながりましたか?
【実践の効果として期待できること】
自分のリュックを煉瓦の壁の向こうに放り投げたからといって、
壁の向こうに行けることが、保証されるわけではありません。
しかし、自分のリュックを煉瓦の壁の向こうに放り投げることで、
達成の確率は飛躍的に高まります。
それは、なぜでしょうか?
スコットランド人の登山家ウィリアム・H・マリーは、その著作の中で、リュックを煉瓦の壁の向こうに放り投げることの利点を、このように書いています。
『人が決意を固めた瞬間、すべてがその人のために動きだす。まるで決意から、その人を助ける出来事が、大きな川となって流れ出てくるかのようでさえある。
それがなければ発生しえなかったであろうさまざまなことが、その人を助けるべく、次々と発生しはじめるのである』
タル・ベン・シャハー氏は、リュックを煉瓦の壁の向こうに
放り投げることについて、このように述べています。
『そのとき私たちは、現実に反応しようとするのではなく、現実を創造しようとしているのです』
メールを頂いた時、私は、この言葉がふと思い浮かびました。
引用文になりますが、この言葉を紹介させていただきます。
この素晴らしい作品はまるで、ショパンやモーツアルトの音色が聞こえてきそうです。