おいしい根!!

おいしそう!!これは一体何でしょう!!

これは葛湯で、葛の根から作られます。
葛はマメ科のつる性の植物です。この根からとれるでんぷんから、食品の葛粉や漢方薬(葛根湯)がつくられます。葛粉は葛の根からでんぷんを取り出し何度も水にさらし、アクを取り除いて自然乾燥させて作ります。
良質の葛粉を作るには、水が綺麗で、冷たくなければなりません。そこで良質の自然湧水と冬の寒さが厳しい奈良県は葛粉を作るにはとても適しているのです。
吉野葛はとても有名で、奈良県大宇陀にあります森の吉野葛本舗に行きました。上の写真は葛湯の写真ですが、ここでは抹茶、コーヒー、ゆず、桜花、あずき、生姜、ブランデーと七色の葛湯を楽しむことが出来ます。

葛湯や葛きり(この季節はお鍋に入れておいしいですよね)、葛餅葛ゼリー、葛いりせんべいなどいろんなものに使われてます。
葛粉はでんぷんのなかでも最高級品です。葛粉は体を温め血行をよくする為、風邪や胃腸不良にも薬効があります。冬にお薦めの食品です。
 
宮内庁御用達 黒川の葛湯もおいしいです。
また、大宇陀の道の駅でも販売しております。奈良県大宇陀辺りにお寄りの際は、お土産に最適ですよ。