公共花壇の工夫

 

花の文化園の入り口を入るとすぐに装飾花壇のエリアがあります。
 以前は、この装飾花壇は絵文字や顔などにしていましたが、花が一部病気や性質状欠所してしまうと、全てを植え替えなければならない理由で、パッチワーク状の花壇にしてあります



病気に関しては、 出来るだけ植物環境を良くすることによって防ぐ事が出来ます。植え込みの際は、花と花の接触部分の蒸れを防ぐため、花と花との間隔は20cmあけてあります

 植え込んだ時点では少し寂しく見える花壇ですが、これによって風通しがよくなります。
 お客様を迎える為に花壇には色とりどりの花が植栽してあります。
 絶えず綺麗にしておくには、一年草を年に
3回、約2万株を植え替えるそうです。花の苗の費用よりも、植え替え作業や、手入れ等の維持していく人件費の方がかさみ、運営に関しては人材等の経費節減と来客人数の収益増を考慮しなければなりません。


花壇一つとっても、さまざまな工夫がみられます。


一番重要な苗の品種選抜から始まり、出来るだけコストを下げるため、苗の育種は委託で業者の方に依頼しているそうです。
 その際、花壇に植え込んだらすぐに良くなるような苗、例えば、わい化剤の処理をしていない苗などの注文を出すそうです。植え込む時期や植え替え時期はその年の気候やイベントの状況を考慮します。又、メーカーとタイアップして、情報交換や宣伝のために苗を頂くこともあるようです。


花を個々と考えずに、大きな敷地全体で見てもらうように、、花壇にも傾斜がついています。


このように個人的に植え込む庭とは違い、比較してみると面白いですね