減農薬の取り組み

 

減農薬の取り組み


 先日浜寺公園を紹介しましたが、平成19年頃から大阪市の条例により、農薬の規制と自粛が始められています。確かに農薬は使用するより、しない方が良いにきまってます。しかしながら実際、家庭菜園の場合は、虫食いの野菜でも自分で納得済みで食べることに抵抗感は無いのですが、いざスーパーで買う野菜となると調理しやすい曲がってないきゅうりや虫食いなどの無い葉などを選ばれるのが現状ではないでしょうか…
公園でも、宇陀ガーデンでも色々な工夫をしております。病害虫対策としまして、フェロモントラップや防蛾灯などが設置されています。


フェロモントラップとはハスモンヨトウという葉を食べる幼虫を発生させないために、まず、メスの匂いのしみ込んだものを容器にぶら下げその匂いにさそわれたオスが容器の中に入ります。いったん入るともう出られません。あとは力尽きて餓死します。オスが死んでしまうとメスは交尾できませんので卵も産めず幼虫も生まれません。農薬散布の回数が少なくてすみます。


公園でも「防蛾灯」という黄色い光りの明かりが害虫を寄せ付けないように、四隅に設置されていました。


バラなどはこの時期に入るとウドンコ病になりやすくなります。葉っぱが白い粉を吹いたようになっているのがこの症状になります。その際は早期に農薬をうたなければなりません。ほっておくとどんどん広がっていきます。重層(エーキングパウダー)を使用すると良いようですので500倍から800倍に薄めて葉の表面に散布してあげて下さい。1Lに重層を1gから2gほどです。家庭でしたらそれでも効果があるようです。