浜寺公園の魅力

 

浜寺公園の魅力


 皆さんはバラ園といえばどんなイメージを浮かべられるでしょうか?ここ大阪堺市にあります浜寺公園のバラ庭園は、日本の山野の原風景にバラの演出をした珍しい庭園です。


 この庭を計画設計された当初、日本の風景に融合したバラ園ということで、日本の自生種のばらや、その生態系を活かした植栽の仕方が工夫されています。山門の様な入り口を通り抜けると絵画の印象派モネの作品“睡蓮”を思わせるような‘湖沼・水路の景‘が広がります。



水辺をバックに広がっているのが‘里の景でバラが棚田の風景と美しく融合されています。

そして、田園風景を散歩していると、山間の景では、風車小屋をバックに日本の自生種であるバラも見つけることができます。


 のどかな田園風景を眺めながら歩いていると山の景のゾーンに入ってきます。ここには、日本の標高の高いところに自生するバラの生態系の観察ができます。ここでは、サンショウバラといって香りはバラでピンクの花が咲くのですが、葉がサンショウにとても似ている花をみつけることができました。 


 気が付くと景色は一転し、浜辺をイメージする砂浜が広がり、北海道などで見られるハマナスや、松の横でつるが巻きついているテリハノイバラなどが観察できます。 



 この庭園を30分から1時間ぐらいで回ることが出来ます。入園無料、火曜日が休園だそうです。私が行った時期はもうバラも終盤でしたが秋にもう一度、バラのシーズンがたのしめます。今回はこうやって説明をして頂きながらの特別見学だったのですが、知っていると又違う見方で楽しめるのではないかと思います。 


 中央出入り口にはまちの景ということでヨーロッパの庭園をイメージしたゾーンになっています。


 この公園は大阪の方からお聞きすると夏休み子供を連れてプールに行く印象が強いそうです。7月からは有料でプールも開かれているようですのでお子様と暑ーい夏を楽しんでください。