始める前に、顧客のニーズを知る「お客さんはどんな花が欲しいのかなぁ?」小学5年生の総合学習授業にて
梅雨の合間に、小学5年生の総合学習『花を育てよう』の出張授業に行ってきました。
昨年は私どもの農場に来られ、自分たちが作ったお花をどうやったら売れるか?という質問が多かったのですが、今年は、早めから授業に関わらせていただいたので、まだ、これから何を作ろうか?という質問が多かったです。
事前質問はネットで回答をさせていただき、今回は、自分たちがこれからどんなお花を作って、秋までにどうやって作っていこうか?という目的と目標を共有させてもらいました。
私が、「これがいいんじゃないですか?」というのはとても簡単ですが、それでは、総合学習とはいえませんよね。
どんなお花を作るのか?裏を返せば、どんなお花を買いたいのか?ということです。
今では、パソコンルームがあり教室ひとり一人にパソコンが与えられています。
今回は、このパソコンルームで、花の名前を検索しながら、どんな花が販売時期に向いているか?そして、それが自分たちが作って売れるか?を、皆さん一生懸命検索しながら考えました。
「お客さんの気持ちになって、どんな花を育てたいか?」と質問すると
- 暑さ、寒さに強い
- 育てやすい
- 明るさを感じる
- 色、花の種類が多い
- 見る以外の使い道がある
とのこと。
やはり相手の立場になって考えること、大事ですね。
そして、どれだったら自分たちが作れそうか?についても、少し話し合いました。
5年生の総合授業は、育てるという生物の授業から、最後は売ってお金にするというところまでに子供達は頑張っています。
正しく、生きた経済の授業になりそうです。
ここから、なにが生まれるかが楽しみですし、コロナ禍の中である意味、激動の時代を生き抜く強い人になってほしいと願っています。