プラグトレーの種類〜1人前の苗になるにはたくさんの工程管理があります

只今、春の仕込み作業を行なっています。

タネを一旦プラグに蒔いて発芽後、概ね45日以上経てば3号などのポットに植え込みをします。

プラグ苗の育成が、次の苗の生育にとって、とても大切で、このプラグ苗ので良し悪しでその先の展開がわかるのです。

商品によってプラグでの蒔き方も様々で、プラグサイズも変わってきます。

もちろん、素人目には、初めから大きなポットに直接蒔けばいいんじゃないかと思うのですが、実は発芽させるのには暗室が必要ですし、それ以上に温度も30度ぐらい必要ですから、この極寒で夜温がマイナス5度下がる時期には、やはり小さく育ってて適時に移し替える作業が必然になってきます。

プラグは、タネの大きさやプラグでの保持期間を考えて大きさを決めていきます。
例えば、接木や挿し木のようなものでしたらこのように大きなプラグを使用する訳です。

こちらは、72穴のプラグトレーに刺してあるマンデビラです。

さて、先ほど伝えました72穴のプラグトレーですがこの72穴というのは、一つのプラグに72穴空いていることです。

宇陀ガーデンでメインに使っているのは、288穴と406穴ですが、私たちは略して288(ニーパッパ)や406(四丸六)と呼んでいます。

これは数字が大きいほど、一つのプラグに対して穴がたくさん空いていますので、苗は当然小さくなります。

こちらは、288穴のプラグで縦に12×24列の穴が空いています。

こちらは、406穴のプラグトレーで14×29列の穴が空いています。

こちらは、レタスの種を蒔いて1週間ほどです。双葉が出できている様子です。

まだ双葉が出たばかりで根がしっかり蒔いていません。本葉がしっかり育った頃が植え込み時期になります。

そして、これから春にかけて年末年始は育苗管理に入っていきます。まぁ〜植物でいう冬ごもりなんでしょうかね。