春の花壇苗準備中です〜花には苗字と名前があります

春の花壇苗準備中です

そろそろ、ガーデンシクラメンの出荷が終わりを告げようとしています。

今朝の気温はマイナス4度と、冬ごもりをしたいぐらい寒さが厳しくなってきました。

しかし、お正月休みを控えて、今から春の仕込みが始まっているのです。

例えば、春に咲く花でベゴニアを一例に取りますと、ベゴニアと言いましても識別するだけでも、赤、白、薄いピンク、ピンク、濃いピンク、サーモンと微妙な色がたくさんあります。

こちらが、春にベゴニアが咲いた時の写真です。

特に女性は色を敏感に感じ取ることができますので、季節に応じてお好みの色が変わってきます。

なぜ?を知っておくと作業に間違いがなくなる

私たちは、皆さんに店頭で綺麗と思ってもらうよう様々な色を作っていますが、作業するスタッフもたくさんの色がありすぎて時折困惑するようです。

特に植え込んみを開始するときはまだ花が咲いていませんので、ラベルに花色を記載しますが、こちらもバラエティーに富んだ花いろの名前なので、ややこしくついつい間違えてしまうのです。

そこで、作業前には、頭ごなしに作業をするのではなく、なぜ?そうするのかを説明しておきます。

花には名前と苗字があります

ベゴニアでしたら、同じ赤でも、種苗会社によってタネの種類が違います。

名前を例に出しますと、ベゴニアの「セネターの赤」というのは葉っぱが銅板色で花は赤色ですし、「アンバサダーの赤」というと、緑色の葉っぱに赤の花が咲きます。

頭ごなしにやってしまうと同じ赤だと勘違いしてしまいますので、作業前にスタッフには説明をしておきます。

まず、セネターとかアンバサダーというのは、名前でいうと苗字みたいなもので、赤というのが名前です。

なので、同じ赤でも出身が違いますので、別々で植え込んでくださいと補足すると、植え込みも間違えにくくなりますし、そこは何色?と聞いた時にでも『赤』と言わずに、『アンバサダーの赤』ですと答えてくれます。

今皆さんが公園や庭で見かけるパンジーも同じことで、黄色のパンジーでもたくさんの種類があるんですよ。

ですから、時々感じる、こっちの黄色の方が綺麗とか好きとか感じるのは、バラエティー豊かな品種のせいかもしれませんね。