植物の夏バテを感じたら、遅効性肥料でじんわりと回復させてあげてください

8月に入り、夏本番という日射しが戻ってきました。

初夏まで順調に成長していたガーデンシクラメンやシクラメンの成長が、少しゆっくりになってきています。

これは、成長に適した温度が、春先から夏にかけての気温になのですが、現在の日中の温度は35度前後、これだけ暑くなると成長が途端にゆっくりになってきます。

暑くならないように、寒冷紗というハウス内の遮光をして、直射日光と気温を下げていますが、それでも暑い日は、葉焼けをしていたり、シクラメンの表情を見ていてもなんだか気だるそうな感じです。

定期的に施肥をしていますが、 この暑さから体力が弱っているにもかかわらず、即効性の肥料をやってしまうと、弱り目に祟り目のようになって肥料による障害が出てしまいます。

こんな暑い夏を乗り切るには、遅効性の肥料を効かせ夏を乗り切るに限ります。

錠剤の肥料は、即効性は無いにしろ、1ヵ月間の長期にわたりゆっくりと肥料が効き始め、葉の色を鮮やかにし、丈夫に育てます。

 

置き肥料のやり方

肥料のやり方としては、植物に直接触れないように、鉢の縁近くの土の上に置きます。

こうすることで、上から水をやる場合でしたら、肥料は鉢に置くだけで水分を吸収しじんわりと肥料が溶け出していきます。

1ヵ月位経っても肥料の形が残り、まだ効き目があるのではないかと錯覚しがちですが、栄養分は一定の期間にどんどん土の中にゆっくりと流出しています。

肥料の形が残っていても1ヶ月を目安に、新しく施肥をする方が良いでしょう。

シクラメンなどでよく使われる底面給水の鉢は、基本的には下から水をやり吸い上げるタイプなので、置くだけでは溶け出すのに時間がかかります。
なので、そんな時は肥料を軽く土の上から抑えてください。
そうすることで、土のからの水分を肥料が吸収し、じんわりと溶け出していきます。

今年も、暑い夏を乗り切って、冬の訪れを待っています!

まとめ

暑い夏でも定期的な施肥を!

夏場は、液肥のような即効性のある肥料より、錠剤のような遅効性の肥料の方が適しています。

上から水をかける場合は、錠剤の肥料を置くだけで良いですが、底面給水型の鉢の場合、水分は土の中から吸い上げます。
その場合は、少し肥料を手で押えながら置いてください。