初夏でも咲き続ける新品種マリーゴールドに注目!
5月に入ると、半袖をきて日中散策される観光客の方もみられるほど、気温が上昇してまいりましたが、今朝の温度が13度と朝夕は肌寒く感じられる宇陀の街です。
早春から出荷しているマリーゴールドもいよいよ終盤戦に近づきましたが、今年と生産計画に取り入れたのが、この時期から販売予定のマリーゴールド ホットパックという品種です。
生産の時期によって私たち生産者は、同じ商品でも時期にあった品種を選んで出荷計画をしています。
一見、花屋さんで見る花一つとっても、品種が違うのです。
このように、私たち生産者は、いち早く旬の花を先取りしようと品種や色の選別を種子を買う時点、すなわち半年ほど前から計画を練っています。
そして、今年の生産計画に取り入れたのが、この時期から販売予定のマリーゴールド ホットパックという品種です。
比較的寒さに強いマリーゴールドは3月の早春から、春の訪れを待つかのように店頭に出始めます。
パンジーなどの冬の花壇一色に染められた庭から、少しづつ春の訪れを感じさせるそんな花の一つですが、最近では、家庭菜園での忌避効果もあるためか、野菜を植えた横にこの花を植えられる方も多いようです。
ですから、本来なら、夏にむけて暑さに強い花がゴールデンウイークをすぎると徐々に店頭に並び出してくるのでマリーゴールドの出荷数量は次第に減ってくるのですが、近年では、5月〜6月にかけての需要も次第に出てきました。
しかし、実際のところマリーゴールドは寒さに比較的強い反面、夏真っ盛りになりますと、一旦、花がお休みしてしまいます。
こんな時期には、一旦刈り込んで、涼しくなる秋口まで栄養を蓄えるようにしますが、最近では、夏の高温多湿の条件でも株が伸び上がらず、開花も休まない品種が出てきました。
それが、こちらの新品種マリーゴールド ホットパックです。
私たち生産者にとっても、嬉しい情報です。
特に、今から家庭菜園で種子をまき、花を植えられる方は、この時期の最適の品種と言えるでしょう。 花は、少し小さめですが、これから時期にしか楽しめないお花になってきますね。 是非、家庭菜園でもお楽しみ下さい。
種子情報
マリーゴールド ホットパック
花径約4cm程度の小輪マリーゴールド。高温多湿の条件でも株が伸び上がらず、開花も休まない。品種間での揃いもとても良く、生産しやすい。3~3.5号ポット出荷向きです。
●種類:1年草
●発芽温度:22~24℃
●生育温度:15~25℃
●播種から開花まで:約2~2.5ヶ月
種子から育ててみたい方は、こちらから
サカタのタネ
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