虹の色は何色ですか?
「虹の色は何色ありますか?」
こう聞くと、即座に「7色やろー」という答えが返ってくるはずです。
本当に虹の色は7色なのでしょうか?
驚く人もいるかもしれませんが、それは日本人の思い込みに過ぎなく、イギリス人やアメリカ人に言わせば、6色だという人もいて、ドイツ人に聞くと、5色だと答える人もいるそうです。
つまり、国によって虹の色が違う?というわけです。
そもそも虹というのは、空気中の水滴がプリズムの役割をして、太陽光線を分解してできたものです。そこには、肉眼で見える範囲で最も波長の長い赤から、もっとも波長の短い紫まで、連続して色が少しずつ変化しています。
ですから、厳密に言うと色の数は無数にあるわけであって、それを6色だとか7色だと決める根拠がないのです。多分、便宜上、小さい頃に周囲にいた大人たちによってそう教えられたから、そう信じ込んでいるに過ぎないのです。
花の色も同じで、時々この赤い花をちょうだいと言われて指された色が、私にとっては、紫色だったり、ローズ色だったりすることがあります。この様に、色を扱う職種については、さまざまな先入観があることを認識しておかなければいけません。